山梨県 グリーン水素へのエネルギー変換プロジェクトを視察

山梨県企業局が進めている、カーボンニュートラル社会の実現に向けた「やまなしモデル」PG2事業への取組について山梨県甲府市で視察をさせていただきました。県が保有する米倉山に太陽光発電所の電力のうち、天候により大きく変動する不安定な部分に対して、グリーン水素を製造し、県内外に供給することで水素エネルギー社会の構築を目指した取り組みであります。説明の前端として、山梨県の企業局の取組を伺い、局として「独立採算制」をとって、いわゆる一般会計からの繰入金がなく、むしろ剰余金で年間5億円程度、一般会計に繰り出し、子育て支援や教育関連の事業に充てているとのことで意識の高さを感じました。
事業の説明では、水素の基本的な製造方法は、前日に視察させていただいた浪江町に類似していますが、違いとして設備自体がコンパクトであることで企業において導入時の場所の確保が容易になるとのことです。山梨県が率先して取組んでいることに戦略的なカーボンニュートラルの実現に向けた県のスタンスを感じました。

東京電力 廃炉資料館を視察

東日本大震災により、福島第1原発の事故により廃炉となる資料館に視察をさせていただきました。これまでの東京電力福島第1原子力発電所において、あの地震のなかで何があったのかを説明いただき、何が問題であったのかを本当に謙虚に反省も含め、さらに今後の廃炉に向けた取組を伺いました。この事故については様々な意見があることを承知していますが、今後に向けた建設的な議論が必要であると感じました。特に汚染水への対応についてはどうしても科学的な知見より、感情論につながりやすく世論への理解活動が重要であり冷静に見守る必要があると再認識させていただきました。

福島県浪江町 震災遺構浪江町立請戸小学校を視察

2011年3月11日の東日本大震災において、いまだかって経験したことのない大地震・大津波とその後の原発事故に見舞われ、甚大な被害があった浪江町で、当時通っていた児童93名(うち1年生11名は帰宅していた)は、教職員の迅速な判断と児童の協力により、奇跡的に全員が無事避難することが出来たそうです。しかし、小学校自体は壊滅的なダメージとなり、浪江町として地域のシンボルである請戸小学校を震災遺構として整備・保存し、防災について考えるきっかけとして、また、後世へ伝承していくための施設として公開しています。視察させていただき生々しい爪痕がそのまま保存されている状況をみて改めて震災の状況を肌で感じることが出来ました。

NEDO福島水素エネルギー研究フィールドを視察

2018年より福島県浪江町で建設を進めてきた、再生可能エネルギーを利用した世界最大級となる水素製造施設が今年2月に完成し、今回、視察をさせていただきました。太陽光等発電された電力に水を加えることで「水素」を発生させ、その水素を圧縮しとものをトレーラーやカードルを使って輸送し、エネルギー源として活用するものであります。単なる水素を製造するだけではなく製造量を調整することで電力系統の需要のバランスを調整が可能となるわけであります。多く水素が製造した場合は蓄電池を用いて需要と供給のバランスが可能となるわけであります。2023年3月までとのことでありますが、間違いなく延長されいろいろな水素の活用が試されることを期待します。
対応いただきました、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の大平さんには神奈川県から来ていただき対応していただきました。

愛知県議会警察委員会県内調査を実施

今年度の警察委員会における2回目の県内調査をおこないました。午前中は、名古屋大学減災館において概要説明および施設調査をおこないました。西川教授よりこれまで教授が関わってきた災害の事例が紹介されました。ご経験のなかでこれまで多くの助かる命が失われたことに対しての無念さが伝わってきました。
次に午後からは、来週より開設される「新津島警察署」を視察させていただきました。冒頭、西脇所長より管内の犯罪・交通事故状況等のご説明をいただき、新警察署を見せていただきました。機密上、写真撮影は受付ロビーのみでしたが、免許証待合スペースに地元の七宝焼きをイメージするものを吊り下げるなど「親しまれる」警察署として取組んでいることを確認させていただきました。