山梨県 グリーン水素へのエネルギー変換プロジェクトを視察

山梨県企業局が進めている、カーボンニュートラル社会の実現に向けた「やまなしモデル」PG2事業への取組について山梨県甲府市で視察をさせていただきました。県が保有する米倉山に太陽光発電所の電力のうち、天候により大きく変動する不安定な部分に対して、グリーン水素を製造し、県内外に供給することで水素エネルギー社会の構築を目指した取り組みであります。説明の前端として、山梨県の企業局の取組を伺い、局として「独立採算制」をとって、いわゆる一般会計からの繰入金がなく、むしろ剰余金で年間5億円程度、一般会計に繰り出し、子育て支援や教育関連の事業に充てているとのことで意識の高さを感じました。
事業の説明では、水素の基本的な製造方法は、前日に視察させていただいた浪江町に類似していますが、違いとして設備自体がコンパクトであることで企業において導入時の場所の確保が容易になるとのことです。山梨県が率先して取組んでいることに戦略的なカーボンニュートラルの実現に向けた県のスタンスを感じました。